「2019年7月31日 川旅-9日目」【釧路川-1 屈斜路湖~弟子屈】

川旅日記
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朝イチで屈斜路湖、眺湖橋の近くの駐車場へ行き、荷物を降ろしてカヌーの準備。
車2台でゴール予定地の細岡へ。ボクの車を細岡に置いて、Mの車で屈斜路湖に戻る。


昼になってしまったが、いよいよ釧路川出発の時は来た。


ボクはこの川を下るのは4回目。
ウグイの群れとすれ違いながら眺湖橋をくぐって屈斜路湖から釧路川に出る。
この瞬間のドキドキは、初めて釧路川を下った時と全く変わらない。
こんな気持ちになる川は他にない!
(動画を撮りながら下ったので写真はないけど後で動画から画像にしてUPする予定)


釧路川の源流部は以前より倒木が減り、下り易くなったように思う。
キレイな水がゆったりと流れて本当に気持ちいい!
これで虻が群がって来なければ文句の付け所がない!


いつもの自撮りに今日は仲間が入るように意識する。


美登里橋。


M父娘。Mの笑顔が最高!

順調に進んできたが、美留和橋の手前で倒木に進路を塞がれる。
釧路川はカヌーのツアーが多いので、進路を塞ぐような倒木はあらかじめ切ってあって、
必ず一ヶ所通れる場所がある。こんな事は珍しい、と言うか釧路川では初めて。
しかし過去にもっと倒木の多い標津川、風蓮川、阿寒川、札内川を下ってきたボクにとって
この程度の障害は屁でもない。カヌーを降りて倒木に乗り、
カヌーを無理矢理引き上げて乗り越えてしまえばイイだけ!しかも今回は1人じゃないから楽勝だ。カタツムリを見つけてYちゃんにプレゼントする余裕まで有った。
このカタツムリは「カタツムルくん」と名付けられて
しばらくY ちゃんの手の中で飼われる事となる。


川面に突き出た枯れ木の間を縫って進む。コレぞ釧路川!


Kちゃんはカヌーを1人で漕ぐのは初めてで、
元々はボクかMのカヌーの前に乗る予定だったのを、
急遽小回りの効く小さい舟で1人で漕がされることになった。
始めはだいぶ苦戦していたけど段々と上手になっていく。


そして木にくくられたピンクのリボンが「土壁」の存在を知らせる。
カヌーを止めて土壁の下見。


今年はまぁ普通に行けそう。
1度だけココで倒木に捕まって残置されたカヌーを見たことがある。
年によって難易度が変わるらしいので下見はした方がイイ。
というワケで仲良く瀬の下見に行く夫婦。


無難に土壁を越えたらあとはひたすら弟子屈を目指すのみ。
絵になる背中だ。いや、絵になる川なんだな。


ボクの好きな眺め。


青い水道橋が見えれば弟子屈の街は近い。


ヤマセミを追って虻に追われて進んだ釧路川1日目。
午後からの出発だったが、みんな頑張ったので16:30に弟子屈に到着。


記念撮影。


乾杯!


今日も夕陽が沈む。

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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