「2019年8月24日 川旅-33日目」【東川町】

スズキ ハスラーとKHS F20RS 川旅日記
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雨は上がっている。

トド肉ご飯と味噌汁
昨日の夕飯と同じメニューの朝食。

湿った服を乾かす
湿った服を乾かす。

忠別湖 親水公園
SEA TO SUMMITのスタート地点、忠別湖親水公園へ。
ココから自転車で旭岳ビジターセンターを目指して走り出す。
出だしはゆるい傾斜。
昨日車で走った時に「ココでスタートダッシュだ!」と思っていたが、
実際はそれなりに登っていてスピードは乗らない。
そのまま本格的な登りに入る。
すぐにギアを軽くしてリズムを崩さないように黙々とペダルを踏む。
傾斜の緩急はあるが、基本的には一番軽いギアしか使えない。
苦しい…。
しかし、足がダルくてペダルが回せない、という程の疲労はない。
呼吸は荒くなるが、酸欠でもう無理!とはならない。
リズムを維持して踏めている、という事なのか?
足や心肺に一定の負荷はかかっているし、早くそれから解放されたいとは思う。
しかし今のスピードで走り続ける力はギリギリ維持できている。
耐えられるレベルの同じ苦しさが続いている、という感じ。
つまり「限界!」と思うほどの身体的な苦しさは感じていないのだ。
それなら自分は今、何を苦しいと思っているのか?何が辛いのか?を考えてみる。
早く上まで走り切りたいのに、まだまだ先は長い。
もっと速く走りたいのに自分の能力ではこれ以上のスピードが出せない。
そのジレッたい気持ちが辛いだけではないだろうか?
速くなくてもイイ、疲れたらペースを落としてもイイ、一番の目標は完走だ。
余計な事を考えずにペダルを回し続ければ必ずゴールにたどり着く。
気持ちが折れなければ大丈夫ってだけの事か?
そう思ったら急に走り切る自信が湧いてきた!
ガマ岩を越えた先と飛石の標識の先の2箇所で道は少し下る。
いつの間にかゴールが近くなったじゃないか!
下りでは足を休ませる事もできる!けどボクは足を止めない!
ギアを上げろ!回せ回せ〜〜!楽しい!自転車って楽しいぞ!!
そして最後の登り。ラストスパートだ!踏めるだけの力を精一杯使ってペダルを回せ〜!
でもそんなの長続きしない…。この登りは長くてキツイ…。下りで休めば良かった…。
やっぱり一番軽いギアでコツコツと進むしかない。ちょっと調子に乗りました…。
最後はかなり疲れて、スマホのアプリの操作もおぼつかない、というありさま。
それでも1時間と少しで15kmの登りを走り切る事ができた。
このタイムが速いのか遅いのかはよく分からないけど、
自分がリタイヤしないで最後まで走れると分かったのが収穫。
帰りはギアを一番重くして一気に下る。
途中から土砂降りの雨…。短パンで走っているので雨に濡れると寒くて足の動きが鈍る。
明日は寒さ対策もしなければ。
びしょ濡れになったけど、雨はすぐに止んだ。昨日からこの辺りは天気がコロコロと変わる。
スタート地点に戻ってチェーンを拭き、油をさす。
自転車を車に積んで開会式の会場へ移動。

道の駅でソフトクリーム
開会式まで時間が余った。仕方無いので隣の道の駅でソフトクリーム。
道の駅の隣にあるモンベル大雪ひがしかわ店に行って浄水器の不調について相談。
休み明けにメーカーに問い合わせて連絡をくれることになった。

SEA TO SUMMIT 開会式
昼過ぎに開会式の会場に入る。

豪華な景品-1 豪華な景品-2
豪華な景品が並んでいる。
タイムや順位は関係なく、クジ引きで当たった物が貰えるらしい。

SEA TO SUMMIT 開会式-2
一番前の真ん中の席に座る。
開会式の後にシンポジウム。
ロバート・トムソンさんによる冒険の話。
ボクの川旅には冒険的要素も少しは有るかもしれないが、冒険をしているとは思っていない。
憧れは有るが、ボク自身は冒険家でも探検家でもない。
それでも「9割がメンタル」「This is it」この2つの言葉を忘れないで旅を続けたい。
大会の流れの説明を受けて解散。パーティーには参加せず会場を後にする。

ニシンの燻製
昨日泊まった遊水公園へ移動して早めの夕飯。
米が炊けるまでの時間を燻製ニシンをカジって待つ。

熊肉ご飯と味噌汁
今日の夕飯は熊肉の缶詰、米、卵、味噌汁、燻製ニシン。
熊肉は少ししか入っていなかったので、明日の朝食分は残せず…。
また夜になって雨。

柏田 洋志

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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