「2019年8月6日 川旅-15日目」【天塩川-1 岩尾内ダム~士別】

良い流れと良い舟 川旅日記
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いよいよ今日から天塩川を下り始める。

KHS F20RS 岩尾内ダム
つくも水郷公園近くの河川敷に自転車を置いて車で岩尾内ダム下へ。
13年前はここまでタクシーで来た。
タクシーの運転手とダムの管理所に行って川に降りる場所を聞いたが、
ダム直下からは出られず、5km近く下の登和里橋から出た。
今はダム下左岸にエリカ公園というツツジの公園ができていて、
その駐車場に車を置いて、200~300m茂みを歩けば川に出られる。

岩尾内ダム下へのアプローチ2
茂みと言ってもこの程度。

岩尾内ダム下へのアプローチ
わざとらしく苦しい顔をしてみたが、たいして苦しくはない。

アカゲラ
アカゲラを初めて見た。

出発!
ようやく天塩川の旅が始まる。
始めに言っておくと、この川は長旅となる。

良い流れ
少し浅いが良い流れ。

気持ちの良い瀬
気持ちの良い瀬2
気持ちの良い瀬がひっきりなしに現れる。

天塩川の堰
今日下る区間は堰もやたらと多い。
士別までに5回ポテージしなければならない。
でもこの程度の堰なら左岸寄りの落ち込みをそのままドブンッと落ちて漕ぎ抜ける。
漕ぎ抜けられない高さの堰もウダウダ言わずに
カヌーと荷物をいっぺんに担いでテクテク歩いてポテージ。そのために軽装で来た。
堰の下見の時に火を着けたタバコを吸い終わる前にポテージが完了。
咥えタバコでポテージしていた。慣れればそんなものだ。
ただ堰の下は水位が下がって漕ぎにくくなる。

緑の回廊
でもそんなことよりやはりこの区間は眺めがイイ。

良い流れ 良い景色

良い流れ 良い景色2
粗野で美しく、この流れの中に居るだけで天塩川に来た意味は有る。
逆に言えばココ以外はそれほど楽しくはない。
あとはこの長い川を下り終えた時の充実感のために進むだけかもしれない。

以前はカヌーを傷めながら必死で下ったが、今は舟もパドルも全く違うタイプの物を使っていて、
余裕を持って景色を楽しみながら進んで行ける。以前ほど険しくは感じない。
川が変わったのか?ボクが変わったのか?

ウグイ
休憩がてら竿を出すとウグイが釣れた。
針を飲まれて弱らせてしまったので食べる事にする。

天塩川の堰 ヤマメが凍んでいた
堰の規模は段々大きくなる。
堰の下で小さなヤマメが死んでいた。まだキレイ。

 

カヌーに薪を積む
今日のゴール地点には薪となる流木は無い。
そもそも天塩川はキャンプに適した川原は少ない。
あらかじめ薪を集めながら進む。

金色に光る川とカヌー
段々陽が落ちてきた。

カステーラ
ノンビリとカステーラなど食べてる場合ではない。
出発が遅かったのが原因だが、さすがに少し急ぎたい。

もう陽が暮れる
もう陽が暮れてしまう。

つくも水郷公園前の落ち込み(人工)
つくも水郷公園前の人工的に作られた落ち込みを突き進み、

日暮れ間近
朝、自転車を置いた河川敷に上陸したのは18:30。

30km自転車を漕ぐ
30kmの道のりを漕いでスタート地点に車を取りに行く。
もう真っ暗で、走っていてもライトに虫が寄ってきて困る。
車を回収したのは20:00。

焚き火
士別に戻って火をおこして夕飯の支度。

今日はマカロニ
今日は時間短縮のために米は炊かずにマカロニ。
それでもテントに入ったのは24:00を過ぎていた。

ウグイの塩焼き
ウグイは泥臭くてイマイチだった…

柏田 洋志

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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