「2019年8月9日 川旅-18日目」【天塩川-4 美深 停泊】

増水した天塩川 川旅日記
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停泊と決めていたので7:00に目覚ましをセットしていたが、起きたのは11:00。
朝まで降っていた雨は上がっている。
一晩降った雨で川はコーヒー牛乳のような色に濁ってかなり増水した。
岩盤は沈み、流速も出て漕ぎやすくなったはず。
朝食はセイコーマートでパンを買って食べ、
すぐに音威子府の道の駅へ行って音威子府そばを食べる。

音威子府そば
そばが黒いのが特徴。
奥多摩の御岳で音威子府そばの店を見たことは有るが、入ったことはない。
本州では唯一音威子府そばが食べられる所らしい。今度行ってみよう。

音威子府は13年前の天塩川の旅で
ひどい雨をやり過ごすために3泊した思い出深い場所。

天塩川 音威子府 13年前のキャンプ地
この土手で3日間テントに籠っていたのだ。

続いて筬島のエコミュージアムへ。
ボクが好きな彫刻家、砂澤ビッキの元アトリエで、
今はビッキの記念館として作品が展示されている。

ビッキの店の看板
そして以前は阿寒湖に有って今は閉店してしまった
「ビッキの店」の看板がココに!
ちょっとコレには感動した!

砂澤ビッキの樹海老 砂澤ビッキ_面
砂澤ビッキ 樹蜻蛉 砂澤ビッキ タイトル未確認
ちなみにココは撮影OK!
木に着彩されてるんだけど、まるで銅のように鈍い光沢を放っていて、それがたまらない。
荒らさと緻密さのバランス、造形の大胆さ、やっぱりスゴい!!
ノミの跡を見るとビッキの息遣いを感じるようで嬉しくなっしまう。

砂澤ビッキ 作りかけのアヒル
作りかけのアヒル。
未完成の作品には作者の魂と言うか息吹がそのまま取り残されているようで、
完成品には無い魅力を感じる。

ちなみに阿寒湖でアルバムを買った「OKI DUB AINU BAND」のボーカルで
トンコリ奏者のOKIさんはビッキの息子さん。最近ライブ行ってないなぁ。
エコミュージアムを出てもコーフンは醒めやらず、
まだ持っていないビッキの作品集をAmazonで注文してしまった!

天塩川温泉の川の駅
明日のゴール予定地、天塩川温泉の川の駅へ行って自転車を残置。

いつもの夕飯とセデイアック
美深に戻って夕飯。

美深の夕焼けとハスラー
黄色い舟と黄色い車
停泊日だったけどすごくコーフンする濃厚な1日だった。

柏田 洋志

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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