「2019年8月12日 川旅-21日目」【天塩川-7 佐久~新問寒別】

川旅日記
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5:30起床。まだ決められていない今日のゴール地点を探す。
昨夜は右岸に泊まったが、左岸を見ると土手の茂みに切れ目があり上陸出来そう。

 
左岸に移動して朝食。


自転車を用意してから佐久へ戻る。


出発!曇り空で気温も低い。


すぐに佐久橋をくぐる。海まであと67km。


流れはまだ有るので進むのに苦労はないが、1時間ほど漕ぐと雨。


少しずつ流れが衰えてきた。歌内を過ぎた辺りから向かい風も出て寒くなる。
ラッシュガードとノースリーブのウェットも着ているが、さらにグローブも着ける。


あまり休まずに漕ぎ続けて11:00には新問寒別に着く。
簡単に上陸出来ると思っていた岸はズブズブのヌカルミで斜度もあり、
草を掴んで無理矢理カヌーを引き上げる。


魚肉ソーセージで腹ごしらえ。
すぐに自転車に乗り換えて佐久を目指すが、雨に加えて向かい風。
カヌーで川を下っていても、自転車で川沿いを遡っても向かい風っておかしくないか?
今日もスピードに乗れない歯がゆさを感じながら地道なペダリング。


佐久に到着した時はかなり疲労感があった。


カヌーは新問寒別に残置して天塩大橋へ向かう。
途中、天塩中川の道の駅でソフトクリーム。
昔ほどソフトクリームが旨いと思わなくなっている。病気か?

雨脚が強まり視界が悪くなる中、天塩大橋に到着。13年前もここでキャンプしている。
当時は橋の下のカヌーポートは無かったが、様子はあまり変わっていない。
ここで濡れた物を広げて乾かしたことや、
どうしてもビールが呑みたくなって往復8kmの道を歩いて買いに行ったこと、
翌日海に出る期待と不安でやや緊張していたことなど次々に懐かしい記憶がよみがえる。
しかし今日は土砂降りの雨で気分はイマイチ。



風に苦労しながら車を利用してタープを張って夕飯。


食後はナマステヒマラヤコーヒー。冷えた体に温かいコーヒーがありがたい。
天塩川の旅もいよいよ終盤となった。

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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