いよいよ今日から天塩川を下り始める。
 
 
 つくも水郷公園近くの河川敷に自転車を置いて車で岩尾内ダム下へ。
 13年前はここまでタクシーで来た。
 タクシーの運転手とダムの管理所に行って川に降りる場所を聞いたが、
 ダム直下からは出られず、5km近く下の登和里橋から出た。
 今はダム下左岸にエリカ公園というツツジの公園ができていて、
 その駐車場に車を置いて、200~300m茂みを歩けば川に出られる。

 ようやく天塩川の旅が始まる。
 始めに言っておくと、この川は長旅となる。

 今日下る区間は堰もやたらと多い。
 士別までに5回ポテージしなければならない。
 でもこの程度の堰なら左岸寄りの落ち込みをそのままドブンッと落ちて漕ぎ抜ける。
 漕ぎ抜けられない高さの堰もウダウダ言わずに
 カヌーと荷物をいっぺんに担いでテクテク歩いてポテージ。そのために軽装で来た。
 堰の下見の時に火を着けたタバコを吸い終わる前にポテージが完了。
 咥えタバコでポテージしていた。慣れればそんなものだ。
 ただ堰の下は水位が下がって漕ぎにくくなる。

 粗野で美しく、この流れの中に居るだけで天塩川に来た意味は有る。
 逆に言えばココ以外はそれほど楽しくはない。
 あとはこの長い川を下り終えた時の充実感のために進むだけかもしれない。
以前はカヌーを傷めながら必死で下ったが、今は舟もパドルも全く違うタイプの物を使っていて、
 余裕を持って景色を楽しみながら進んで行ける。以前ほど険しくは感じない。
 川が変わったのか?ボクが変わったのか?

 休憩がてら竿を出すとウグイが釣れた。
 針を飲まれて弱らせてしまったので食べる事にする。
 
 
 堰の規模は段々大きくなる。
 堰の下で小さなヤマメが死んでいた。まだキレイ。

 今日のゴール地点には薪となる流木は無い。
 そもそも天塩川はキャンプに適した川原は少ない。
 あらかじめ薪を集めながら進む。

 ノンビリとカステーラなど食べてる場合ではない。
 出発が遅かったのが原因だが、さすがに少し急ぎたい。

 30kmの道のりを漕いでスタート地点に車を取りに行く。
 もう真っ暗で、走っていてもライトに虫が寄ってきて困る。
 車を回収したのは20:00。
 
 
















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