「2019年8月7日 川旅-16日目」【天塩川-2 士別~名寄】

川旅日記
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昨夜の残りのマカロニにキュウリを添えて朝食。
車で名寄へ。今日のゴール予定地の曙橋を偵察。
左岸に上陸することに決めて自転車を置く。
ホームセンターで買い物をしてからスタート地点へ。


急いで支度をしたが出発は12時。完全な曇り空。


漕ぎ出してまもなく、鹿の親子に会う。
しばらくにらめっこ。なるべく近付きたいのでパドルを動かさないで流れに任せて進む。


でもやっぱり限界!子鹿が耐えられなくなって親鹿に掛けよって、
親鹿は子鹿を連れて右岸の茂みに消えて行った。
オジロワシやカワセミも見ることができた。


基本的にはもうノッペリとした川面を進むだけ。
流れは有るので必死に漕がなくてもカヌーはそれなりに進む。
ただし岩盤が川を横切るように沈んでいる所がしばしば現れる。
これに入り込んで乗り上げると抜けるのが大変。
天塩川の語源はアイヌ語の「テッシ=ヤナ」と「オ=多い」。
岩盤が天然のナヤとなって魚が獲れる。神様が作ったヤナ。そんな意味だったように思う。

 
そして今日も堰が2箇所。素直にポテージ。これで天塩川のポテージは最後となる。


ようやく少しだけ太陽が姿を見せる。


それにしても静かな流れ。


5時間弱漕いで名寄の曙橋に着く。距離の割には時間がかかっている。
やはり「テッシ」で苦戦したからだろう。


自転車で士別に戻って車を回収。


車で曙橋に戻っていつもの夕飯。

そして1日の最後はコレ、ナマステヒマラヤコーヒー
朝はもっと早く動き出すべき、と反省。夜になって雨が降り始める。

1975年生まれ、東京都出身。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。企業にてパッケージデザインに携わったのち、1999年独立。企業や団体の広告デザインを中心に各種グラフィックデザインを行いながら、毎年夏には日本各地の川の上流から海へ出る川旅に出かけている。2019年現在、下った川は60本。三途の川を100本めとして、99本を目指す「川旅99」プロジェクトを進行中。

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